ゲスト出演者

今回の公演では、一線で活躍している舞踊家・演奏家をゲストに招き、いつもより多面的にインド古典舞踊の真髄をお届けします。
クチプディの第一人者の渡辺桂子先生、華麗なオリッシーのステージングで有名な安延佳珠子先生、そして小澤とも共演経験のあるシタール奏者の井上憲司さんといった豪華なゲストが勢揃い。また、小澤に師事した後にインドへ留学した三浦恭子今井知子の両名がバラタナティヤムの名曲で花を添えます。3つのインド古典舞踊と、音楽をごゆっくりお楽しみください。

 

Kenji Inoue (井上憲司) Sitar 奏者

1987年カルカッタ・ミュージックカレッジ教授のシュリ・ディジェンドラ・モハン・ベナルジー氏に弟子入り。以後10年間は半年ごとにインドと日本を往復しシタールの伝統奏法・音楽理論を学ぶ。現在も毎年インドを訪れ、北インド音楽のより深い理解を求めると共に、現地でのコンサート活動も積極的に行っている。
北インド音楽のCDも4タイトル、リーダーグループ(JAZICO)2タイトル、ソロアルバム2タイトルをリリースしている。日本では毎年全国各地をコンサートツアーすると共に、作曲・編曲、舞台芸術全般とのコラボレーションも多数。様々なアーティストのCDに参加も数多く、テレビ・ラジオへの出演やCMの音楽の制作も手がけている。
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今井知子 インド舞踊家

1994年より小澤陽子氏に師事。1996年に渡印。アーメダバード、ダルパナアカデミーにて、著名な舞踊家ムリナリニ・サラバイ女史のもと研鑽を積む。1997年、現地にてソロデビュー公演。1999年より、チェンナイにてウマ・スンダラム氏、ガヤトリ・バラグルナタン氏らに師事し鍛錬を続ける。2000年帰国。2001年インド・チェンナイにてソロ公演。好評を博す。
帰国後は新潟市を拠点に公演活動や教室の運営、イベント出演などを通じて、インド古典舞踊の紹介・普及に努めている。

 

三浦恭子(KOKILA) インド舞踊家

インド舞踊家(故)小澤陽子氏に師事。1994年、インドのDarpana Academyに留学し、翌年9月に同学校でソロリサイタル(アランゲットラム)を開く。1995年の帰国後も、インドのNKK(Nritya Kala Kendra)にたびたび留学し、NKK舞踊団の一員として数々の公演に参加。
2004年には三重県文化新人賞受賞(三重県のインド舞踊の普及)を受賞。現在はNKK Japan主宰、東海地区を中心に公演活動を行っている。
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安延佳珠子 東インド舞踊家

安延佳珠子インド舞踊スタジオ『StudioOdissi』主宰
1990年、渡印。’92年アジアアフリカ語学院インド語科卒業後、留学。東インド古典舞踊オリッシーの本場、オリッサ州にて、PadmaBibhusan Late Guru Kelucharan Mohapatra氏に師事。Utkal Sangeet Mahavidyalay(オリッサ州立芸術大学)に在籍しながら、恩師の下、徒弟制度の中、修行の日々を送り、日本人唯一prominent student of SRJANとして96年にソロパフォーマンスの許可を得、公演活動を始める。以来毎年渡印を続け、2004年恩師の突然の訃報の2ヶ月前まで、指導を仰ぎ続けていた。アシスタントをしていた息子夫婦Ratikant & Sujata Mohapatraに引き続き、アドバイスを受けている。
踊りの場を屋内のホールだけでなく、「自然との一体」をテーマに寺社や屋外にも見い出し、各地を積極的に行脚。真摯な技術鍛練と研究に裏打ちされた、その身体的しなやかさと力強いステップ、豊かな感情表現は、心情を見るものに語りかける。
東京新宿区に、自身のスタジオStudio Odissiを開設、主宰し、東京、熊本、福岡、鹿児島でワークショップ、教室を催す他、音楽家、舞踊家とのコラボレーションを手掛ける。公演回数約500回、寺院奉納60数回、振付、演出でも定評がある。2009年より、インド文化センター(インド大使館内)Odissi担当講師に就任し、初心者にわかりやすいオリッシーを紹介している。
新聞、ラジオ、TVインタビューでも取り扱われ、TVCM花王、エステー、NHKBSプレミアム協力。2011「空海 至宝と人生」第3夜「曼荼羅の宇宙」に出演(2012/12,2013/4月再放送)。海外のフェスティバルにも招聘や、出演、参加。20年の間、日本でオリッシーを広め、その功績は、現地オリッサでも評価を得ている。
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渡辺桂子 クチプディ舞踊家

東京にてKUCHIPUDI KEIKO DANCE SCHOOLを主宰。南インド古典舞踊「クチプディ」の舞踊家。
東京でバラタナティヤムを日本の師匠2人に師事した後、渡印。 ‘96年1月より毎年南インド、チェンナイに長期滞在してクチプディダンス(人間国宝ヴェンパティ チンナサティヤムタイル)の研鑽、公演活動をしている。グル サティヤプリヤ・グル シャイラジャ・グル ウマムラリに師事した後、現在、アドバンスドトレーニングをグルキショール&ワニ モサリカンティの元で受けている。
インド国内ではチェンナイの主要なサバ(芸術振興団体)でのソロの他、各地の寺院での公演、政府主催のカルチャープログラム、グル キショールのグループダンス(ザ・ミュージックアカデミー、コナーラクダンスフェスティバル)など幅広く活動している。
南インドの音楽、舞踊の祭典「ディッセンバ―シーズン」での公演活動に対して’04年12月チェンナイの芸術振興団体「シュリー・クリシュナ・ガーナ・サバ」より、アワードを受賞。ソロ公演においてインド国営放送出演。
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