高見麻子さん

4月19日に、五反田の本立寺さんというお寺で、オディッシー・ダンサー高見麻子さんを偲ぶ会がひらかれました。
麻子さんのお誕生日だったそうで、生きてらしたら59歳だったそうです。麻子さんは先生と同じ病で、同じ2007年にお亡くなりになしました。

麻子さんと親交が深いタゴールソングの奥田由香さんとオディッシーのグル・ヴィシュヌー・タッタヴァ・ダスがご出演になりました。

ヴィシュヌ師の踊りは、オディッシーの力強さと優美さを体現していてひきこまれました。しかも可愛らしくもあり。素晴らしかった!

タゴールの詩が持つ力もさることながら、奥田さんの歌はいつも心に響きます。麻子さんが好きだったという「ノトラージ」(ナタラージ)、麻子さんが横で踊っているような感じになりました。
さらに、麻子さんからのお手紙を奥田さんが紹介してくれたのですが、これがすごく素敵だったんですよ。麻子さんお手紙が「詩」で奥田さんの朗読が「歌」になっていて、魂で繋がっていたお二人が時空を超えて共演されているかのような錯覚を覚えました。

先生はよく「麻子ちゃん」の話をされていましたね。すごく素敵なダンサーだと。先生はKumkum Lal先生のところでオディッシーを習っていたので、その時にお知り合いになったのだろうと思います。
先生が話してくれていたので、お会いしたことがないのになんとなく身近に感じていた方です。とはいえ、今回の会で初めて、麻子さんという方に触れることができた気がしました。

お弟子さんの田中晴子さんがまとめられたご本を購入しました。麻子さんの世界にもう少し触れることができそうです。麻子さんの言葉の紡ぎ方がとっても素敵です。

本当に素晴らしいだけではなく、心あたたまる素敵な会でした。